業務用そばには、さまざまな形状があります。冷凍麺、乾麺、生麺、茹で麺の4種類を紹介していきましょう。
レンジなどで加熱することで素早く食べられる、冷凍された状態のそば。長期保存に適しているので、大量に購入して保管ができます。
凍った状態なので、保管中は破損に気をつけなくてはいけません。
お湯で戻して食べるタイプのそばで、商品ごとに色やコシに違いがあるのが特徴です。
長期保存に向いているので、大量に在庫を確保したいときに適しています。
また、選ぶ際には茹で伸びしにくいものを選ぶといいでしょう。
本来はつなぎを加えずにそば粉だけで打ったそばを意味していましたが、茹でるだけで簡単に食べられるタイプのそばも指します。
生のため、長期保存には向かない反面、新鮮な麺の食感を楽しめます。
あらかじめ茹でてあるので、そのまま食べられるタイプのそばです。冷凍麺や乾麺に比べると、保存期間が短いので長期保存には向きません。
年越しそばなどのイベント用として、提供するのに適しています。
当サイトで紹介している製麺会社のなかから、業務用そばを扱っている会社を紹介します。
麺のもつコシや歯ごたえなどの特性を科学的に研究して開発した本格麺を提供している武蔵野フーズ。厳選したそば粉を使用しており、高品質で豊かな味わいのある冷凍そばや冷凍生麵シリーズを展開しています。
長年の麺づくりのノウハウを生かし、オリジナル商品から顧客との共同開発による商品提案まで柔軟に対応。武蔵野フーズで製造された麺は飲食店をはじめ、学校や病院などさまざまな施設で選ばれているほか、海外でも高く評価されています。
業務用そばとして冷凍「真打」そばシリーズを展開している、老舗の製麵会社シマダヤ。八割そばをはじめ、日本そばやせいろそば、茶そばなど豊富なバリエーションを取り揃えています。
すべての麺を国内の工場で製造しているほか、凍ったままの麵を簡単に半分に割れるシマダヤ独自の凍結方式ミニダブルが採用されています。
製麺会社として60年以上の歴史とノウハウを持つなか川。さまざまなタイプの麺を製造しており、業務用そばには冷凍そばをはじめ、半生そば、生そば、茹でそばを用意。
さらに広島産の山の芋を練りこんだヘルシー麵も取り扱っているため、健康志向のメニューを取り入れたい業者の方におすすめです。サンプル品の依頼にも対応しているので、試してみてから導入するかどうかを決定できます。
静岡県御殿場に本社を構えており、厳選された材料と富士山のわき水を使った麺づくりに取り組んでいる製麺会社です。
業務用そばにも、静岡県の製麺会社らしい御殿場産の抹茶を使った茶そばを展開。また、麺の太さや原料、配分などを調整しながら、顧客のこだわりを形にする業務用オリジナル麺も提供しています。
豊かな水と緑に恵まれた山口県周南市鹿野に会社や工場を構えている利点を生かし、地下100メートルからくみ上げた天然地下水をそばづくりに使っている鹿野屋。独自の技術により丹念につくられた冷凍そばは、挽きたてのそば粉の香りとのどごしにこだわっているのが特徴です。
また、更科そばをはじめ、日本そばや出雲そば、二八そば、茶そばなど豊富なラインナップを取り揃えています。
田舎風そばをはじめとした定番アイテムをはじめ、カフェの和風メニューとしておすすめの宇治抹茶そば、火を使わずに調理できる流水解凍麺など、多彩な業務用そばを扱っているキンレイ。
ハーフサイズに割って使用できる形状になっており、セットメニューや副食としてなど少量使いにも対応。こだわりの麵質を提供するために、小麦の配合や製麺条件を調整した自社製麺に取り組んでいる会社です。
1947年の創業以来、業務用の麺類をメインに製造・販売している穂波産業。業務用そばでは、温・冷のどちらでも香りと食感が楽しめる「生日本そば【白100g】」と、信州風で明るい色味と心地よい喉ごしが特徴的な「生日本そば【S】」、1袋あたり160gの包装麺である「茹日本そば」の3種類を用意しています。
また穂波産業では、要望に合わせた独自ブランドの麺開発にも対応。食材や味、風味などにこだわったオリジナル麺が作れます。
橋爪製麺の業務用そばは、挽きたて・打ちたての味わいを届けるために、そば作りに特化した真空ミキサーで生地を練り上げているのが特徴です。また、素材本来の風味を楽しめるよう、そば粉の種類にもこだわっています。
また、橋爪製麺は高品質で安全性の高い麺づくりはもちろん、お客様の感動するような麺を作るアーティストでありたいと考えており、常に香り・風味・喉ごしを意識した麺を作り続けています。
シャキッとした歯ごたえにプラスして、ツルツルとした喉ごしも実現しているサンデリックの業務用そば。ラインナップは冷凍更科そば・冷凍日本そば・冷凍八割そば・冷凍茶そばの4種類で、中でも冷凍更科そばは、そばの1番粉を使ったハイグレードなそばです。色が白く品のある食感と風味を楽しめます。
業務用そば・うどん・中華麺(ラーメン)をメインに製造・販売している会社です。
業務用そばに関しては、長野県安曇野産のそば粉と、信州産の小麦粉をブレンドした安曇野生そばや、北海道産のそば粉と小麦粉を100%使用した牡丹そばなど、素材にこだわった業務用そばを豊富に取り揃えています。
品質管理と安全性の確保を徹底した工場で、冷凍麺を製造しているテーブルマーク。挽きたて・打ちたて・茹でたての状態を実感できるよう急速冷凍しています。それにより、保存料は一切使用していないにもかかわらず、高品質を維持したまま長期間の保存が可能です。
業務用そばの種類は、冷凍そばをはじめ、田舎そばや茶そばなど9種類。さまざまなニーズに対応できる幅広いラインナップを用意しています。
そばやうどんをはじめとした、あらゆる麺を製造して50年以上の歴史を持つ「むらめん」。産地や粉ごとの特徴をしっかりと把握し、麺やコンセプトに合わせたそば粉や小麦粉を使用しています。
業務用そばに関しては、手打ちそばや更科・二八そばといったオーソドックスな商品はもちろん、近年注目を集めている韃靼そば(だったんそば)や毎月異なる風味を楽しめる月替わりそばなど、豊富なラインナップが特徴です。
2000年の開業以来、オリジナリティ溢れる商品の開発に力を入れている会社です。原料や太さ、食感などの要望に合わせた麺を作ってくれます。業務用そばのラインナップは、冷凍そばとオリジナル麺の2種類。厳選されたそば粉を採用した冷凍そばは、温かいメニューにも冷たいメニューにもマッチするでしょう。
味わいや香りだけでなく衛生管理にもこだわり、安心・安全な商品を届けています。
和そばや5割そば・二八そば・十割そば、オリジナル冷凍和そばなど豊富なラインナップを用意している安田製麺所。あっさりとした喉ごしでありながら、深い味わいと豊潤な香りの麺づくりを追求しています。
どの商品もサンプル麺を用意しているため、求める味わいの業務用そばを探しやすいのが特徴。オリジナル麺は、最低ロット約1,200食から製造可能です。
手間を惜しまない職人の技を重視した、本格的な業務用そばを用意している会社です。ラインナップは日本そば(出雲風)から二八そばや田舎そばなど幅広く、どれも産地や品質にこだわった自社製粉そば粉を使用しています。
また、ゆでたての味と食感をそのまま残した、独自のコールドラインシステムを導入。冷凍なのに釜揚げの旨さと豊かな香りを感じられる、こだわりの製法が特徴です。
ゆで和そばと2種類の生蕎麦を用意。創業以来培ってきたノウハウを活かし、その日の天候や気温に合わせてそば粉や水分の量を調整して麺を作っているのが特徴です。経験豊富なスタッフが麺造りを担っており、お客様のニーズに合わせたオリジナル麺の開発にも対応しています。「つるっとした喉ごしで、歯切れの良い太麺」など、ざっくりとしたイメージも的確に再現してくれる製麺所です。
そばの本場信州・長野に本社を構える渡辺製麺では、生そば・半生そばといった2種類の状態の業務用そばを展開。そばの実をそのまま使用した田舎そばや上品な甘みが特徴の更科そば、45~60秒で茹で上がる早ゆでそばなど、数多くの商品を用意しています。桜そばや青しそそばといった季節品も扱っているため、限定メニューを導入したい人にもおすすめです。
「毎日食べても飽きの来ない麺」をコンセプトに、素材本来の旨味を活かした麺を製造している会社です。業務用そばは小麦粉とそば粉のみで作っており、三割~六割そばの製造を実施。商品ラインナップは生麺とゆで麺の2種類です。
オリジナル麺の製造にも対応しており、抹茶や梅といったスタンダードなものから、ヒアルロン酸、マヨ味などの一風変わったオーダーにも対応しています。
業務用そばの魅力は、なんといっても手軽に調理できること。
より扱いやすい製品を選ぶためには、短時間で手間をかけずに調理できるものを選びましょう。
業務用そばに限らず、健康志向の食品を選ぶユーザーは増えてきています。
業務用そばも保存料や合成着色料を使用していないものを選ぶことが大切です。
業務用そばの調理方法はいくつかありますが、茹で伸びしやすいものだと加熱した際に食感が悪くなります。
業務用そばを選ぶ際には、なるべく茹で伸びしにくいものを選んだほうがいいでしょう。
業務用麺を検討する際、NB品を導入するにしても、オリジナル麺を開発するにしても、麺の種類が多い製麺会社を選ぶことで、理想に近い麺と出会うことができます。
業務用冷凍麺を販売・開発している15社のうち、冷凍麺の種類が豊富な会社と、開発の可否とロット数の記載が公式サイトに記載のある会社をそれぞれ選定
(2021年3月23日時点)